基本情報技術者試験の用語一覧345語
基本情報技術者試験の出題範囲を、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の分野ごとに並べています。用語名から解説ページに進めます。
テクノロジ系
基礎理論
- 2の補数
負の数を表す方法。すべてのビットを反転して1を加える。
- 16進数
0〜9とA〜Fの16種類の記号で数を表す方法。2進数の4ビットが16進数の1桁に当たる。
- 基数変換
ある進数で表された数を、別の進数の表し方に変えること。
- 浮動小数点数
数値を符号部・指数部・仮数部で表す形式。広い範囲の数を扱える。
- シフト演算
ビット列を左右にずらす演算。左へ1ビットで2倍、右へ1ビットで1/2になる。
- 論理積(AND)
2つの入力がどちらも1のときだけ1になる論理演算。
- 論理和(OR)
2つの入力のどちらか一方でも1なら1になる論理演算。
- 排他的論理和(XOR)
2つの入力が異なるときだけ1になる論理演算。
- ド・モルガンの法則
NOT(A AND B) = (NOT A) OR (NOT B)、NOT(A OR B) = (NOT A) AND (NOT B) が成り立つという法則。
- パリティビット
データ中の1の個数が偶数(または奇数)になるように付け加えるビット。1ビットの誤りを検出できる。
- ハミング符号
誤り検出のためのビットを付け加え、1ビットの誤りの訂正と、2ビットの誤りの検出ができる符号。
- CRC
生成多項式を使って誤りを検出する方式(巡回冗長検査)。連続したビットの誤り(バースト誤り)も検出できる。
- 有限オートマトン
有限個の状態と、入力による状態遷移で動作を表すモデル。状態遷移図で表す。
- 逆ポーランド記法
演算子を被演算子の後ろに書く記法。スタックを使うと順に計算できる。
- BNF
プログラム言語などの構文規則を定義するための表記法。
- 正規表現
文字列のパターンを、記号を組み合わせて表す方法。検索や置換に使う。
- 標準偏差
データのばらつきの大きさを表す値。分散の平方根。
- 期待値
起こりうる値にそれぞれの確率をかけて合計した値。平均的に見込める値。
- 待ち行列理論
窓口での待ち時間などを計算する理論。M/M/1モデルでは、平均待ち時間 = 利用率 ÷(1 − 利用率)× 平均サービス時間。
- 標本化
アナログ信号を一定の時間間隔で区切って取り出すこと。サンプリング。
- 量子化
取り出したアナログ値を、段階的な数値に置き換えること。
- 機械学習
コンピュータが大量のデータから規則性やパターンを学び、予測や判断を行う技術。
- ディープラーニング
何層も重ねたニューラルネットワークを使う機械学習の手法。画像認識や音声認識に使う。
- 教師あり学習
正解のラベルを付けたデータで学習させる機械学習の方法。
- 強化学習
試行錯誤を繰り返し、得られる報酬が最も大きくなる行動を学ぶ機械学習の方法。
アルゴリズム
- 配列
同じ型のデータを連続した領域に並べ、添字で参照するデータ構造。
- スタック
最後に入れたデータを最初に取り出す(LIFO)データ構造。push と pop で操作する。
- キュー
最初に入れたデータを最初に取り出す(FIFO)データ構造。
- 連結リスト
各要素が次の要素の位置(ポインタ)を持つデータ構造。挿入・削除が容易。
- 二分探索木
左の子は親より小さく、右の子は親より大きくなるように値を並べた二分木。
- ヒープ
親の値が子の値より常に大きい(または小さい)という条件を満たす完全二分木。
- 線形探索
先頭から順に1つずつ比べていく探索法。計算量はO(n)。
- 二分探索
整列済みのデータで中央の値と比べ、探す範囲を半分ずつ狭める探索法。計算量はO(log n)。
- 番兵
探索の終端に探す値を置き、データの終わりかどうかの判定を省いて処理を簡単にする方法。
- ハッシュ法
キーからハッシュ関数で格納位置を計算する方法。異なるキーが同じ位置になることを衝突(シノニム)という。
- バブルソート
隣り合う要素を比べて入れ替える操作を繰り返す整列法。計算量はO(n²)。
- 選択ソート
未整列の部分から最小値を選び、先頭と交換する操作を繰り返す整列法。計算量はO(n²)。
- 挿入ソート
整列済みの部分の適切な位置に、次の要素を挿入していく整列法。ほぼ整列済みのデータでは速い。
- クイックソート
基準値(ピボット)より小さいグループと大きいグループに分ける操作を繰り返す整列法。平均計算量はO(n log n)。
- マージソート
データを半分に分ける操作を繰り返し、整列しながら併合していく整列法。計算量はO(n log n)。
- 再帰
関数が自分自身を呼び出すこと。階乗やハノイの塔などで使う。
- 深さ優先探索
木やグラフで、行けるところまで深く進み、行き止まりになったら戻って別の道を調べる探索法。
- 幅優先探索
木やグラフで、出発点に近いものから順に、同じ深さを全部調べてから次の深さへ進む探索法。
- オーダ記法
データ量nが増えたときに、処理時間がどのように増えるかを O(n²) のように表す記法。
コンピュータ構成
- クロック周波数
CPUが動作のタイミングを合わせるための信号が、1秒間に何回発生するかを表す値。
- CPI
1命令の実行に必要な平均クロック数。
- MIPS
1秒間に実行できる命令数を百万単位で表した性能指標。
- レジスタ
CPUの内部にある、最も高速で小容量の記憶装置。
- プログラムカウンタ
次に実行する命令が入っている主記憶のアドレスを保持するレジスタ。
- パイプライン処理
命令の実行を複数の段階に分け、段階をずらして複数の命令を並行に処理する方式。
- マルチコアプロセッサ
1つのCPUの中に、演算を行う中核部分を複数持たせたプロセッサ。
- GPU
画像処理を得意とする演算装置。大量の並列計算ができるため、機械学習にも使う。
- キャッシュメモリ
CPUと主記憶の速度差を埋めるための、高速で小容量のメモリ。
- ライトスルー
キャッシュメモリと主記憶の両方に、同時にデータを書き込む方式。
- ライトバック
キャッシュメモリにだけ書き込み、キャッシュから追い出されるときに主記憶へ書き戻す方式。
- メモリインタリーブ
主記憶を複数のバンクに分け、並行してアクセスすることで読み書きを速くする方式。
- DRAM
コンデンサに電荷をためて記憶するメモリ。定期的なリフレッシュが必要。主記憶に使う。
- SRAM
フリップフロップ回路で記憶するメモリ。高速でリフレッシュ不要。キャッシュメモリに使う。
- フラッシュメモリ
電源を切っても内容が消えない、電気的に書き換え可能なメモリ。SSDやUSBメモリに使う。
- 割込み
実行中の処理を一時中断し、優先する別の処理を行う仕組み。内部割込みと外部割込みがある。
- USB
周辺機器をつなぐシリアルインタフェース。電源を入れたまま抜き差しでき、ケーブルから電力も供給できる。
- センサ
温度・光・加速度などの物理的な量を測り、電気信号に変える装置。
- アクチュエータ
電気信号を受け取り、モーターなどで物理的な動きに変える装置。
- IoT
家電や機械などさまざまなモノをインターネットにつなぎ、情報をやり取りする仕組み。
システム構成
- RAID0
データを複数のディスクに分散して書き込み、速度を上げる方式(ストライピング)。冗長性はない。
- RAID1
同じデータを2台以上のディスクに書き込む方式(ミラーリング)。
- RAID5
データとパリティを複数のディスクに分散して記録する方式。1台が故障しても復旧できる。
- 稼働率
システムが正常に動いている割合。MTBF ÷(MTBF + MTTR)で求める。
- MTBF
平均故障間隔。故障が直ってから次に故障するまでの平均時間。
- MTTR
平均修復時間。故障してから修理が終わるまでの平均時間。
- フォールトトレランス
部品が故障しても、システム全体としては機能を保ち続けるという考え方。
- フェールセーフ
故障したときに、システムを安全な側に止めるように設計すること。例: 故障した信号機を赤にする。
- フェールソフト
故障したときに、機能を落としてでも処理を続けるように設計すること。
- フールプルーフ
利用者が誤った操作をしても、危険や誤動作が起きないように設計すること。
- デュアルシステム
2組のシステムで同じ処理を同時に行い、結果を照合しながら運用する方式。
- デュプレックスシステム
主系と待機系の2組を用意し、主系が故障したら待機系に切り替える方式。
- ホットスタンバイ
待機系を常に起動しておき、障害時にすぐ切り替えられるようにしておく方式。
- クラスタリング
複数のコンピュータを連携させ、利用者からは1台のシステムのように見せる技術。
- スケールアウト
サーバの台数を増やして処理能力を高めること。
- スケールアップ
CPUやメモリを高性能なものにして、サーバ1台の処理能力を高めること。
- 仮想化
1台の物理的なコンピュータの上で、複数のコンピュータ(仮想マシン)を動かす技術。
- シンクライアント
利用者の端末には最低限の機能だけを持たせ、処理やデータの保存をサーバで行う方式。
- レスポンスタイム
処理を依頼してから、結果の出力が始まるまでの時間。
- スループット
単位時間あたりに処理できる仕事の量。
- NAS
ネットワークに直接つないで使う、ファイル共有専用の記憶装置。
- 差分バックアップ
最後のフルバックアップ以降に変更されたデータを、すべて保存するバックアップ方法。
- 増分バックアップ
直前のバックアップ(種類を問わない)以降に変更されたデータだけを保存するバックアップ方法。
ソフトウェア
- 仮想記憶
補助記憶装置を使い、主記憶より大きなアドレス空間をプログラムに見せる仕組み。
- ページング
仮想記憶を固定長のページに分け、必要なページだけを主記憶に読み込む方式。
- LRU
最も長い間参照されていないページを置き換える方式。
- スラッシング
ページの入れ替えが多発し、処理性能が極端に落ちる現象。
- デッドロック
複数の処理が互いに相手の資源の解放を待ち合い、どちらも先に進めなくなる状態。
- セマフォ
共有資源を同時に使える数を管理し、排他制御を行う仕組み。P操作とV操作で操作する。
- ラウンドロビン
決まった時間ずつ順番にCPUを割り当てるスケジューリング方式。
- リエントラント
複数のタスクから同時に呼び出されても、正しく実行できるプログラムの性質。再入可能。
- コンパイラ
ソースプログラムを、まとめて機械語のプログラムに翻訳するソフトウェア。
- インタプリタ
ソースプログラムを1命令ずつ解釈しながら実行するソフトウェア。
- リンカ
複数の目的プログラムやライブラリを結合し、実行できるプログラムを作るソフトウェア。
- ガベージコレクション
プログラムが使わなくなったメモリ領域を、自動的に解放する仕組み。
- 相対パス
現在いるディレクトリ(カレントディレクトリ)を基準に、ファイルの場所を表す方法。
- OSS
ソースコードが公開され、利用・改変・再配布が認められたソフトウェア。
- コピーレフト
著作物を改変して配布する場合も、元と同じ条件で自由な利用を認めるよう求める考え方。GPLが代表例。
データベース
- E-R図
データの構造を、実体(エンティティ)と実体どうしの関連(リレーションシップ)で表す図。
- 正規化
データの重複をなくし、更新時の矛盾を防ぐために表を分割すること。
- 第1正規形
表から繰返し項目をなくし、1つの欄に1つの値だけが入るようにした形。
- 第2正規形
第1正規形を満たし、さらに主キーの一部だけに依存する列(部分関数従属)をなくした形。
- 第3正規形
第2正規形を満たし、さらに主キー以外の列どうしの依存(推移的関数従属)をなくした形。
- 主キー
表の行を一意に識別する列。値の重複とNULLは許されない。
- 外部キー
他の表の主キーを参照する列。参照整合性を保つために使う。
- SQL
リレーショナルデータベースで、表の定義やデータの検索・更新を行うための言語。
- 選択
表から、条件に合う行だけを取り出す関係演算。
- 射影
表から、指定した列だけを取り出す関係演算。
- 結合
共通の列の値をもとに、複数の表を結びつけて1つの表にする関係演算。
- GROUP BY
SQLで、指定した列の値が同じ行をグループにまとめ、グループごとに集計するための句。
- ビュー
実際の表から必要な部分を取り出して作る、仮想的な表。
- インデックス
検索を速くするため、列の値と格納位置を対応づけたもの。
- トランザクション
データベースに対する一連の処理をひとまとまりにした単位。
- ACID特性
トランザクションが満たすべき性質。原子性・一貫性・独立性・耐久性の頭文字。
- コミット
トランザクションの更新内容を確定させること。
- 排他制御
複数の処理が同じデータを同時に更新して矛盾が起きないよう、ロックをかけて制御すること。
- 共有ロック
他の処理によるデータの読み取りは許し、更新だけを禁止するロック。
- 専有ロック
他の処理によるデータの読み取りも更新も禁止するロック。
- ロールバック
障害時に更新前ログを使い、トランザクション開始前の状態に戻すこと。
- ロールフォワード
障害時にバックアップと更新後ログを使い、障害直前の状態までデータを復旧すること。
- チェックポイント
主記憶上の更新内容をディスクに書き出す時点。障害から回復するときの起点になる。
- NoSQL
表形式(関係モデル)以外の方法でデータを扱うデータベースの総称。キーバリュー型など。
- データウェアハウス
業務で発生したデータを時系列に整理して蓄積し、分析に使う大規模なデータベース。
- データマイニング
大量のデータを分析し、隠れた規則性や関係を見つけ出す技術。
ネットワーク
- OSI基本参照モデル
通信機能を7つの階層に分けたモデル。物理層・データリンク層・ネットワーク層・トランスポート層・セッション層・プレゼンテーション層・アプリケーション層。
- TCP
コネクションを確立してから通信する、信頼性の高いトランスポート層のプロトコル。
- UDP
コネクションを確立せずに通信する、高速で軽いトランスポート層のプロトコル。動画配信や音声通話に使う。
- IPv6
アドレスを128ビットで表すインターネットプロトコル。アドレス不足を解消するために作られた。
- サブネットマスク
IPアドレスのうち、どこまでがネットワーク部かを示すビット列。
- CIDR
クラスにとらわれず、ネットワーク部の長さを自由に決めてIPアドレスを割り当てる方式。192.168.1.0/24 のように書く。
- ブロードキャスト
同じネットワーク内のすべての機器に、同時にデータを送ること。
- ポート番号
通信相手のコンピュータ上で、どのアプリケーションに届けるかを識別する番号。HTTPSは443番。
- デフォルトゲートウェイ
他のネットワークと通信するときの出口となる機器(ルータ)。
- DNS
ドメイン名とIPアドレスを対応づける仕組み。
- DHCP
ネットワークに接続した機器に、IPアドレスなどの設定を自動で割り当てるプロトコル。
- NAT
プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを変換する技術。ポート番号も変換するものをNAPTという。
- ARP
IPアドレスから、対応するMACアドレスを調べるプロトコル。
- MACアドレス
ネットワーク機器ごとに割り当てられた48ビットの識別番号。
- HTTP
WebブラウザとWebサーバの間で、Webページなどのデータをやり取りするプロトコル。
- SMTP
電子メールを送信・転送するためのプロトコル。
- POP3 / IMAP
メールサーバから電子メールを受信するためのプロトコル。IMAPはメールをサーバに残したまま管理する。
- NTP
ネットワーク上のコンピュータの時刻を合わせるためのプロトコル。
- リピータ
物理層で動作し、弱くなった電気信号を増幅して伝送距離を延ばす機器。
- スイッチングハブ
データリンク層で動作し、MACアドレスを見て、宛先がつながるポートにだけデータを送る機器。L2スイッチ。
- ルータ
ネットワーク層で動作し、IPアドレスをもとにパケットの転送先を決める機器。
- VLAN
物理的な配線に関係なく、ネットワークを論理的なグループに分ける技術。
- VPN
インターネットなどの公衆網を、暗号化などにより仮想的な専用線のように使う技術。
- プロキシサーバ
社内の端末の代わりにインターネット上のサーバへアクセスする中継用のサーバ。
- CSMA/CD
通信路が空いているか確かめてから送信し、衝突を検知したら時間をおいて再送する方式。
- SDN
ネットワーク機器の設定や経路を、ソフトウェアで集中的に制御する技術。
- LPWA
消費電力が少なく、広い範囲をカバーできる無線通信技術。IoT機器の通信に向く。
セキュリティ
- 情報セキュリティの3要素
機密性・完全性・可用性のこと。頭文字をとってCIAと呼ぶ。
- 共通鍵暗号方式
暗号化と復号に同じ鍵を使う方式。処理が速いが、鍵を安全に渡す必要がある。AESなど。
- 公開鍵暗号方式
暗号化と復号に異なる鍵(公開鍵と秘密鍵)を使う方式。RSAなど。
- ハッシュ関数
任意の長さのデータから固定長の値を作る関数。元のデータには戻せない。改ざんの検知に使う。
- デジタル署名
送信者の秘密鍵で作った署名を、公開鍵で検証する仕組み。改ざんの検知と、なりすましの防止に使う。
- 認証局(CA)
公開鍵の持ち主を証明するデジタル証明書を発行する機関。
- TLS
通信を暗号化し、通信相手のサーバが本物かどうかを確認するプロトコル。HTTPSで使う。
- 多要素認証
知識(パスワード)・所持(スマホ)・生体(指紋)のうち、2つ以上の要素を組み合わせる認証。
- 生体認証
指紋・静脈・顔・虹彩など、身体的な特徴を使って本人を確認する方法。
- シングルサインオン
一度の認証で、複数のシステムやサービスを利用できるようにする仕組み。
- チャレンジレスポンス認証
サーバが送った乱数とパスワードから計算した値を返して認証する方式。パスワードそのものは送らない。
- SQLインジェクション
入力欄に不正なSQL文を入れて、データベースを不正に操作する攻撃。
- クロスサイトスクリプティング
Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込み、閲覧者のブラウザで実行させる攻撃。
- CSRF
ログイン中の利用者に、本人が意図しない処理のリクエストを送らせる攻撃。クロスサイトリクエストフォージェリ。
- ディレクトリトラバーサル
ファイル名の指定に「../」などを含め、公開されていないファイルにアクセスする攻撃。
- バッファオーバフロー
用意された領域を超える大きさのデータを送り込み、メモリを書き換えて不正な命令を実行させる攻撃。
- DDoS攻撃
多数のコンピュータから大量の通信を送りつけ、サーバのサービスを止める攻撃。
- ゼロデイ攻撃
脆弱性が見つかってから修正プログラムが提供されるまでの間に、その脆弱性を突く攻撃。
- 中間者攻撃
通信する2者の間に入り込み、気づかれないように通信を盗聴したり改ざんしたりする攻撃。
- ブルートフォース攻撃
考えられるすべての組合せを順に試して、パスワードを破ろうとする攻撃。
- パスワードリスト攻撃
他のサイトから流出したIDとパスワードの組を使って、ログインを試みる攻撃。
- 標的型攻撃
特定の組織や人を狙い、業務に関係するメールを装うなどして不正なプログラムを送り込む攻撃。
- ソーシャルエンジニアリング
人の心理的なすきや行動のミスにつけ込んで、パスワードなどの情報を盗む手口。
- ランサムウェア
データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに身代金を要求するマルウェア。
- トロイの木馬
役に立つソフトウェアを装って侵入し、裏で不正な動作をするマルウェア。
- ワーム
自分自身を複製し、ネットワークを通じて他のコンピュータへ感染を広げるマルウェア。
- ボット
感染したコンピュータを、外部の指令サーバからの命令で遠隔操作できるようにするマルウェア。
- ファイアウォール
外部ネットワークと内部ネットワークの間で、通信を許可・遮断する仕組み。
- DMZ
外部と内部のネットワークの間に設ける区域。公開するWebサーバなどを置く。
- WAF
Webアプリケーションへの通信を検査し、SQLインジェクションなどの攻撃を防ぐ仕組み。
- IDS
ネットワークやサーバへの不正な侵入を検知し、管理者に知らせる仕組み。
- IPS
不正な侵入を検知するだけでなく、その通信を自動的に遮断する仕組み。
- サンドボックス
外部から隔離された環境でプログラムを動かし、怪しい動作がないかを調べる仕組み。
- ペネトレーションテスト
実際に攻撃を試みることで、システムに侵入できる弱点がないかを調べるテスト。
- ファジング
予測できないデータを大量に入力し、ソフトウェアの脆弱性を見つける検査手法。
- デジタルフォレンジックス
不正アクセスなどが起きたとき、コンピュータに残る記録を収集・分析して証拠にする技術。
- 耐タンパ性
内部の情報を不正に読み取ったり改ざんしたりすることが難しい性質。ICカードなどに求められる。
- ISMS
組織が情報セキュリティを管理するための仕組み。PDCAサイクルで継続的に改善する。
- CSIRT
セキュリティ事故が起きたときに対応する、組織内の専門チーム。
- リスクアセスメント
リスクを特定し、分析し、対応が必要かどうかを評価する一連の作業。
- リスク回避
リスクの原因となる業務や活動そのものをやめるリスク対応。
- リスク低減
対策を講じて、リスクが起きる確率や起きたときの影響を小さくするリスク対応。
- リスク移転
保険への加入や外部への委託によって、リスクを他者に移すリスク対応。
- リスク受容
影響が小さいなどの理由で、特に対策をせずにリスクを受け入れるリスク対応。リスク保有。
開発技術
- 要件定義
システムに必要な機能や性能などを、利用者と合意しながら明確にする工程。
- ウォーターフォールモデル
要件定義・設計・実装・テストなどの工程を、上流から順番に進める開発手法。
- プロトタイピング
早い段階で試作品を作り、利用者に確認してもらいながら開発を進める手法。
- スパイラルモデル
設計・開発・評価のサイクルを繰り返し、システムを少しずつ大きくしていく開発手法。
- アジャイル
短い期間で開発とリリースを繰り返し、変化に柔軟に対応する開発手法の総称。
- スクラム
アジャイル開発の手法の一つ。スプリントと呼ぶ短い期間を繰り返し、チームで開発を進める。
- XP(エクストリームプログラミング)
ペアプログラミングやテスト駆動開発などの実践を重視するアジャイル開発の手法。
- テスト駆動開発
プログラムを書く前にテストを書き、そのテストが通るように実装していく開発の進め方。
- ペアプログラミング
2人1組で1台のコンピュータを使い、役割を交代しながらプログラムを書く方法。
- 継続的インテグレーション
変更したプログラムを頻繁に統合し、ビルドとテストを自動で行う開発の進め方。CI。
- DevOps
開発担当と運用担当が協力し、ソフトウェアのリリースを速く確実に行う考え方。
- DFD
データの流れと処理の関係を、プロセス・データストア・外部実体などの記号で表す図。
- UML
オブジェクト指向での設計を図で表すための統一的な表記法。クラス図・シーケンス図など。
- カプセル化
データとそれを扱う手続きを一体にし、内部の詳細を外部から隠すこと。
- 継承
上位クラスのデータや手続きを、下位クラスが引き継ぐこと。インヘリタンス。
- ポリモーフィズム
同じメッセージを送っても、受け取ったオブジェクトによって異なる動作をすること。多相性。
- モジュール結合度
モジュール間の結びつきの強さ。弱い(低い)ほど独立性が高く、良い設計とされる。
- モジュール強度(凝集度)
モジュール内部の機能のまとまりの強さ。強い(高い)ほど良い設計とされる。
- 単体テスト
モジュールごとに、機能が正しく動くかを確認するテスト。
- 結合テスト
複数のモジュールを組み合わせ、モジュール間のインタフェースが正しく動くかを確認するテスト。
- 回帰テスト
プログラムを変更したことで、変更していない部分に悪い影響が出ていないかを確認するテスト。リグレッションテスト。
- スタブ
テストで、まだできていない下位モジュールの代わりに使う仮のモジュール。
- ドライバ
テストで、まだできていない上位モジュールの代わりに、テスト対象を呼び出す仮のモジュール。
- ブラックボックステスト
プログラムの内部構造は見ず、入力と出力の関係だけに注目して行うテスト。
- ホワイトボックステスト
プログラムの内部構造(命令や分岐)に注目して行うテスト。
- 同値分割
入力値を、同じ結果になるグループに分け、各グループから代表値を選んでテストする方法。
- 境界値分析
グループの境目の値と、その前後の値を選んでテストする方法。
- 命令網羅
プログラム中のすべての命令を、少なくとも1回は実行するようにテストケースを作る方法。
- 判定条件網羅
すべての分岐について、真と偽の両方を少なくとも1回は通るようにテストケースを作る方法。分岐網羅。
- リファクタリング
外部から見た動作を変えずに、プログラムの内部構造を改善すること。
- リバースエンジニアリング
既存のソフトウェアを解析して、その仕様や構造を明らかにすること。
- 共通フレーム
ソフトウェアの開発や取引で使う作業内容や用語を標準化し、発注者と受注者の認識をそろえる枠組み。
- CMMI
開発組織のプロセスがどれだけ成熟しているかを、5段階のレベルで評価するモデル。
マネジメント系
プロジェクトマネジメント
- PMBOK
プロジェクトマネジメントの知識や手法を体系的にまとめたガイド。
- ステークホルダ
顧客・利用者・出資者・メンバーなど、プロジェクトに利害関係を持つ人や組織。
- スコープ
プロジェクトで作る成果物と、そのために行う作業の範囲。
- WBS
プロジェクトの作業を、管理しやすい単位まで段階的に細かく分けた階層図。
- アローダイアグラム
作業の順序関係と所要日数を矢印でつないで表した図。PERT図。
- クリティカルパス
作業をつないだ経路のうち、最も時間がかかる経路。ここが遅れると全体が遅れる。
- ガントチャート
作業を縦軸、時間を横軸にとり、各作業の予定と実績を横棒で表す図。
- クラッシング
人員などの資源を追加して、作業期間を短くするスケジュール短縮の方法。
- ファストトラッキング
本来は順番に行う作業を並行して進め、作業期間を短くするスケジュール短縮の方法。
- EVM
出来高(アーンドバリュー)を使って、プロジェクトのコストと進み具合を管理する手法。
- ファンクションポイント法
システムの機能の数と複雑さから、開発規模を見積もる方法。
- 三点見積法
楽観値・最可能値・悲観値の3つから所要期間を見積もる方法。(楽観値 + 4×最可能値 + 悲観値)÷ 6 で求める。
サービスマネジメント
- ITIL
ITサービスマネジメントの成功事例(ベストプラクティス)をまとめたガイドライン集。
- SLA
サービスの提供者と利用者の間で、サービスの品質や範囲について合意した文書。
- サービスデスク
利用者からの問い合わせを一元的に受け付ける窓口。
- インシデント管理
サービスの中断などが起きたとき、できるだけ早くサービスを元に戻すための活動。
- 問題管理
インシデントの根本原因を調べ、再発を防ぐための活動。
- 変更管理
サービスやシステムへの変更を評価・承認し、決められた手順で安全に行うための活動。
- リリース管理
承認された変更を、本番の環境へ計画的に展開するための活動。
- 構成管理
ハードウェア・ソフトウェアなどのIT資産の構成情報を、正確に把握して管理する活動。
- キャパシティ管理
将来の需要を予測し、必要な処理能力や容量を計画的に確保する活動。
- エスカレーション
自分たちで解決できない問題を、上位の責任者や専門の部署に引き継ぐこと。
- ファシリティマネジメント
建物や電源・空調などの設備を、最適な状態に保つように管理すること。
- UPS
停電したときに、蓄えた電力を一時的に供給する装置(無停電電源装置)。
- BCP
災害や事故が起きても、重要な業務を続けたり早く復旧したりするための計画(事業継続計画)。
システム監査
ストラテジ系
経営戦略
- SWOT分析
自社の強み・弱み(内部環境)と、機会・脅威(外部環境)を整理して戦略を考える手法。
- 3C分析
顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)の3つの視点で分析する手法。
- PPM
市場成長率と市場占有率の2軸で事業を「花形・金のなる木・問題児・負け犬」に分類する手法。
- ファイブフォース分析
新規参入・代替品・買い手・売り手・業界内の競争の5つの要因から、業界の競争環境を分析する手法。
- アンゾフの成長マトリクス
製品と市場をそれぞれ既存・新規に分け、市場浸透・市場開拓・製品開発・多角化の4つの成長戦略を示す枠組み。
- コアコンピタンス
他社がまねできない、自社の中核となる強み。
- ブルーオーシャン戦略
競争相手のいない新しい市場を作り出して、利益を得ようとする戦略。
- ニッチ戦略
大手企業が狙わない、特定の小さな市場に経営資源を集中する戦略。
- ベンチマーキング
優れた他社のやり方を目標として自社と比べ、改善に生かす手法。
- M&A
企業の合併や買収のこと。
- アライアンス
複数の企業が、互いの強みを生かすために提携すること。
- アウトソーシング
自社の業務の一部を、外部の専門企業に委託すること。
- マーケティングミックス
製品(Product)・価格(Price)・流通(Place)・販売促進(Promotion)の4Pを組み合わせて、販売戦略を立てること。
- プロダクトライフサイクル
製品が市場に出てから消えるまでを、導入期・成長期・成熟期・衰退期に分けて考えるモデル。
- ロングテール
販売数の少ない商品でも、インターネット販売では数が多いため、全体として大きな売上になるという考え方。
- オムニチャネル
実店舗・通販サイト・アプリなど、すべての販売経路を連携させて顧客に対応すること。
- バランススコアカード
財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点で、業績を評価する手法。
- KPI
目標の達成に向けて、進み具合を測るための重要な指標。
- CRM
顧客の情報を一元管理し、顧客との関係を深めて売上につなげる経営手法。
- SCM
原材料の調達から生産・物流・販売までの流れ全体を、企業をまたいで最適化する経営手法。
- SFA
営業担当者の活動や商談の情報をITで管理し、営業活動を効率化する仕組み。
- ERP
企業の経営資源(人・物・金・情報)を一元管理し、有効に活用する考え方。またはそのための統合システム。
- イノベーションのジレンマ
優良企業が既存の顧客を重視するあまり、新しい技術への対応が遅れて市場での地位を失うこと。
- MOT
技術を経営の中心に据え、研究開発の成果を事業の利益につなげるための考え方(技術経営)。
システム戦略
- DX
デジタル技術を使って、製品・サービスやビジネスの仕組み、組織を大きく変革すること。
- BPR
業務の流れを根本から見直し、組織や仕組みを大きく作り直すこと。
- RPA
ソフトウェアのロボットを使い、パソコンで行う定型的な事務作業を自動化すること。
- エンタープライズアーキテクチャ
組織全体の業務とシステムを統一的な方法で整理し、全体最適を目指す手法。EA。
- SOA
業務の機能を「サービス」という部品にし、それらを組み合わせてシステムを作る考え方。
- RFI
システムの調達で、発注側がベンダに技術や製品の情報の提供を求める文書(情報提供依頼書)。
- RFP
システムの調達で、発注側がベンダに提案を求めるために要件をまとめた文書(提案依頼書)。
- オンプレミス
サーバなどの設備を自社内に置き、自社で運用する形態。
- SaaS
ソフトウェアの機能をインターネット経由で提供するサービス。
- PaaS
アプリケーションを動かすための基盤(OSやミドルウェア)をインターネット経由で提供するサービス。
- IaaS
サーバやストレージなどのハードウェア資源をインターネット経由で提供するサービス。
- ハウジング
事業者の施設に、自社のサーバなどの機器を預けて運用してもらうサービス。
- ホスティング
事業者が用意したサーバを借りて利用するサービス。
- EDI
企業間で、受発注などの取引データを決められた形式で電子的に交換すること。
- BYOD
従業員が私物のスマートフォンやパソコンを業務に使うこと。
- デジタルデバイド
情報技術を使える人と使えない人の間に生じる、情報や機会の格差。
- ROI
投資した金額に対して、どれだけ利益が得られたかを示す指標(投資利益率)。
企業活動
- CSR
企業が利益を追うだけでなく、社会や環境に対して責任を持って行動すること(企業の社会的責任)。
- コーポレートガバナンス
株主などの立場から、企業の経営が適正に行われているかを監視・統制する仕組み。
- OJT
実際の業務を通じて、上司や先輩が仕事に必要な知識や技能を教える教育方法。
- 損益分岐点
売上高と費用が等しくなり、利益がちょうど0になる売上高。
- 変動費
材料費など、売上高や生産量に比例して増減する費用。
- 固定費
家賃や人件費など、売上高や生産量に関係なく一定にかかる費用。
- 貸借対照表
ある時点での企業の資産・負債・純資産の状態を表す財務諸表。B/S。
- 損益計算書
一定期間の収益と費用から、企業がどれだけ利益を上げたかを表す財務諸表。P/L。
- 減価償却
建物や機械などの購入費用を、使える年数(耐用年数)にわたって少しずつ費用として配分すること。
- ROE
自己資本に対して、どれだけ利益を上げたかを示す指標(自己資本利益率)。
- 流動比率
流動資産 ÷ 流動負債 で求める比率。短期的な支払い能力を表す。
- パレート図
項目を多い順に並べた棒グラフと、その累積比率の折れ線グラフを組み合わせた図。重点項目を見つけるのに使う。
- ABC分析
重要度の高い順にA・B・Cのグループに分け、Aグループを重点的に管理する手法。
- 特性要因図
結果(特性)と、それに影響する原因(要因)の関係を、魚の骨のような形で表した図。
- 散布図
2つのデータの関係を、縦軸と横軸にとった点の分布で表す図。相関を調べるのに使う。
- 管理図
データの推移を折れ線で表し、上方管理限界と下方管理限界の線から工程が安定しているかを判断する図。
- ヒストグラム
データをいくつかの区間に分け、区間ごとの度数を棒グラフで表した図。
- ブレーンストーミング
批判禁止・自由奔放・質より量・結合改善のルールで、多くのアイデアを出し合う手法。
- 親和図法
意見やアイデアを書き出し、内容の近いもの同士をまとめて問題を整理する手法。
- デルファイ法
複数の専門家にアンケートを繰り返し、意見を集約して将来を予測する手法。
- 線形計画法
いくつかの制約条件のもとで、利益などの値を最大(または最小)にする組合せを求める手法。
- 定量発注方式
在庫が決められた量(発注点)を下回ったときに、一定の量を発注する在庫管理の方式。
- ジャストインタイム
必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産・調達する生産方式。
法務
- 著作権
著作物を作った時点で自動的に発生する権利。登録は不要。プログラムも保護されるが、アルゴリズムやプログラム言語は保護されない。
- 産業財産権
特許権・実用新案権・意匠権・商標権の4つの権利の総称。特許庁に出願して登録すると発生する。
- 特許権
新しく高度な発明を保護する権利。出願して登録されると、一定期間独占的に使える。
- 商標権
商品やサービスに付けるマークやロゴ、名前を保護する権利。
- 不正競争防止法
他社の営業秘密を盗むことなどを禁じる法律。営業秘密と認められるには、秘密管理性・有用性・非公知性が必要。
- 不正アクセス禁止法
他人のIDやパスワードを無断で使ってアクセスすることなどを禁じる法律。
- 個人情報保護法
個人情報を取り扱う事業者に、適切な取得・利用・管理を義務づける法律。
- 特定電子メール法
受信者の同意を得ていない広告・宣伝メールの送信を規制する法律。
- 製造物責任法
製品の欠陥によって身体や財産に被害が出たとき、製造業者などに損害賠償の責任を負わせる法律(PL法)。
- 公益通報者保護法
企業の法令違反などを通報した労働者が、解雇などの不利益を受けないように保護する法律。
- 労働基準法
賃金・労働時間・休日など、労働条件の最低基準を定めた法律。
- 請負契約
仕事の完成を約束する契約。発注者は、受注者の作業者に直接指揮命令できない。
- 準委任契約
一定の事務処理を行うことを約束する契約。成果物を完成させる義務はない。
- 労働者派遣
派遣元が雇用する労働者を、派遣先の指揮命令のもとで働かせる形態。
- NDA
取引の中で知った相手の秘密情報を、第三者に漏らさないことを約束する契約(秘密保持契約)。
- コンプライアンス
法令だけでなく、社会の規範や企業倫理を守って活動すること。
- ISO 9001
品質マネジメントシステムに関する国際規格。
- ISO 14001
環境マネジメントシステムに関する国際規格。